台湾の少数民族アミ族殺害事件で、ある少年が逮捕された。

警察小説で数多くの人気シリーズを生み出してきた作家・麻見和史が本作で挑むは「コールドケース(未解決事件)」。

本作の主人公は司法書士事務所のしがない見習い桜田哲。 桜田はかつて最強の取り立て屋として裏社会で恐れられる存在だった。

彼は私をつけてきた。

あらゆる臓器に同時多発的に悪性腫瘍が生じる奇病「シムネス」は、星嶺医大附属病院の伝説的外科医・火神郁男の命までも奪った。

人々に妖精の谷と怖れられる地で育った少女がいた。母は少女の名を隠し、二人は洞穴でひっそりと暮らしていた。

脳がなくても、心がなくても、「彼」とわたしたちは確かに対話出来た――あるエンジニアが思いつきから作った対話システム「パロットーク」。

世界を旅する涼宮ハルヒとSOS団の冒険を収録した最新刊! 「涼宮ハルヒ劇場」がついに帰ってきた! ファンタジー篇、ギャラクシー篇に続く続編は大幅完全描き下ろし! 様々な世界を旅するハルヒとSOS団の活躍が収録された、「涼宮ハルヒ」シリーズ

古の大盗賊が起こした事件の真相とは? スタイリッシュ歴史ミステリ。 鎌倉時代、都でつつましく暮らす老侍。

備中松山藩(現・岡山県高梁市)にて藩校・有終館の学頭(校長)を 務めるかたわら私塾「牛麓舎」を開き、弟子たちの指導に当たっていた 陽明学者・山田方谷は、借財10万両を抱える藩の財政を司る元締役と その補佐役である吟味役の兼務を命じられる。

ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者、SFの叙情詩人ブラッドベリの名声を確立した『闇のカーニヴァル』全14編に、さらに5つの新作を加えた珠玉の作品集。

博多駅付近で発生した五億円相当の金塊強奪事件。堀内信也はヒラヤマ総業調査員の伊達誠一に誘われ、金塊の行方を追うことに。

平凡で退屈な毎日にうんざりしていた夕桔(ゆうき)は、16歳の若さで余命半年と宣告される。

嘘だ――。その光景を前にして、薬師・空洞淵霧瑚（うろぶち･きりこ）は目を疑った。

少年は何度も何度も成長し、愛しい人々と青春を駆け抜ける。

巨匠監督が謎の死を遂げ、試写会の参加者は自殺…… 真相に探る人々に恐怖が迫る‼ 昭和最後の巨匠と呼ばれた映画監督・白波瀬が、最新作の完成直後に不審死した。

大唐帝国の帝都・長安で生ずる、奇怪な連続殺人。 屍体は腹を十文字に切り裂かれ、臓腑が抜き去られていた。

〈名探偵〉ーーそれは本格ミステリというジャンルにおける花形であり、その核心である〈推理〉を象徴する存在です。

14年前、金融界で華々しく活躍しながら、忽然と失踪したクレア。

紙を愛してやまない《ヤギ》にちなんで名づけた、《Greatest Of All Time(=かつてない)》文芸誌が誕生! ジャンルや国境を越えて豪華執筆陣が集結しています。

「体には触れないで。

あなたはどれくらい「幸福」ですか？ 庭坂探偵事務所に勤める奈良輪逸徒は、毎朝出会う人形のような美しい娘に心を奪われていた。

花も盛りの明治40年――高遠彬の紹介で、ひとりの男が書舗「弔堂」を訪れていた。 甲野昇。

ある日、事務用品の販売会社で働く日和は、鳥取で行われる見本市にアシスタントで行ってほしいと頼まれた。

成都(せいと)随一の高級旅館、張家楼(ちょうかろう)。

「読みからおはりや、書く遊ばせたまえ、降りおりて、語りかたりましませ」 学校で、居酒屋で、読み聞かせボランティアで、各所で囁かれるその"おまじない"は、唱えたものに勇気を与えてくれるという。

怪異か、人間の仕業か? 怪事件の真相を「視る」 明治三十九年。結界都市・帝都近郊の川から風変りな死体が上がった。

「こんにちは。僕は死神です」 高校2年生の青柳康介の前に現れたのは、サチヤと名乗る死神だった。

突然の結婚から始まる、純度100%の和風シンデレラファンタジー 天涯孤独の身であり怪異が見える千曳泉は、「知人の嫁にぜひ」という突然の手紙に導かれ、上京する。

月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。

宇宙基地に連れてこられたミノルとハルコは、奇妙な”電波幽霊”の正体を突き止めるため、基地隊員のキダ、特殊ロボットのプーボとともに広大な宇宙空間へと旅立った。

一風変わった家がある。戸口が見当たらず、あるのは格子の嵌った窓ばかりで無用の者の侵入を嫌っている。

高校2年生の柴崎奈央は、生まれつき心臓に疾患を抱えており、ついに余命3か月の宣告を受けた。

晩年を迎え、体が動かなくなった父親に複雑な思いを抱く43歳の息子。

ゆずりは相続法律事務所は、その名の通り相続問題を専門にしている。

米ソ冷戦時代のロンドン。家政婦のハリスおばさんは、モスクワ旅行の富くじを当てる。

断崖絶壁に建つ武家屋敷から一族が忽然と姿を消した「消失屋敷」の殺人事件で出会ったフリーライターの新城誠と文芸評論社の編集者・中島好美。

奥嵯峨にある小さな寺の住職が、両手首を切り落とされるという異様な姿で殺害された。

一葉(ひとは)には母と2人だけの秘密があった。正体不明の異形――「泣き女」が見えるのだ。

食事中、睡眠時、入浴中――ずっとあなたを見つめています。 新興宗教の教祖・七沢ルナは暴力と凌辱の日々を強いられていた。

フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。

「黒死館殺人事件」でおなじみの刑事弁護士・法水麟太郎が活躍! 北多摩の尼寺・寂光庵。

奉公先でいじめられ、身投げしたところを町医者・道庵に救われたお葉。

千葉東署にスピード違反で検挙された男が偽札を所持していた。

日本初、007の本格的後継小説! イアン・フレミング著「007は二度死ぬ」の後日譚にして、原典の謎や矛盾を解決する一篇。

呪いで殺人は合法? 超常現象による犯罪を法で解決するのは、警視庁呪詛対策班。

第五皇子の生誕で勢力図に大きな変化が生じた後宮で、女医の李翠珠(りすいしゅ)は日々の診察に励んでいた。

1997年10月、神田明神下の路地で起こった轢き逃げ事案。

私は探している、「人を殺せる」怪談を。

ピレネー山中で男性の惨殺体が見つかった。 死体の傍には謎の記号が描かれた石が残されていた。

無二の叛逆者。坂東の地の「帝」。

小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。

怪異による超常現象×名探偵の論理！　30年前から繋がる惨劇の連鎖。

「おまえの助けが要る。たった今、きわめて重大と思われるあることがわかった。

インドの“アガサ・クリスティー”が放つ謎解きミステリ！ムンバイ、テンプル・ヒル。

軌道エレベーター上で開催される恋愛リアリティ番組、ラブ・アセンション。

亡くなった妻への後悔を抱えた老紳士。SNSの炎上から将来に思い悩む30代OL。

100億円という前代未聞の不動産詐欺を成し遂げた地面師たちが、ハリソン山中に出会うまでを描くそれぞれの前日譚。

大坂の町を騒がす化けものウナギに、芸州秋山家の誇る剣豪を次々と襲う不審死。

18年前に起きたカルト教団《アルパートンの天使》集団自殺事件の謎……犯罪ノンフィクション作家がつかんだ、衝撃の真相とは!?

婚約から三年かかってやっと入籍した百瀬と大福亜子。 しかしまだ、結婚式を挙げられていなかった。

まほろば診療所の看護師・麻世は、能登半島の穴水にある病院の看護実習で「ターミナルケア」について学ぶ。

ある日、暴漢に襲われた“ぼく”を救ってくれた風変りな人々。

邦文タイピストの少女がついた歴史を変える嘘や、禁書運動家の母親を持つ少女の始祖サンドで繋がれた絆、流行り病「ゾンビ」で親友を亡くした女性の不思議な一晩etc. 人生ベストの一編が、ここに。

六十代の主婦・雅美は、大谷選手が書いたマンダラチャートを真似て、マス目を埋めてみる。

〈カラオケdondon〉の奥まった一室。そこはお客に貸さない部屋。

カフカの短い言葉は俳句のよう―― 「鳥籠が鳥を探しにいった」「体の真ん中に毛糸玉がある感じ」等、20世紀の文豪がのこした断片80首を、自由律俳句のように味わう鮮烈なカフカ入門。

デートに誘ったはずが「家電量販店に行こう」と言われ、憧れの女性と開店前行列に並ぶことになった大学生の青年。

大正8年、帝国新報の記者・可能勝郎は、玉電で東京郊外の世田谷村にやってきた。

どんな料理であっても、そこにはつくり手の感情が込められていると思います。

『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』に続く、長谷敏司新作中篇300枚を収録。

コロナ禍に喘ぐ2021年の日本。

本年度エドガー賞最優秀長篇賞受賞作！　南北戦争下のアメリカを描くミステリ 南北戦争下のルイジアナ。

我々は、なぜ小説を読むのか。

物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました。

北関東の実家を飛び出し、東京の歓楽街まで流れ着き、ボーイズバーにハマってしまった18歳のさあや。

東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。 人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。

美食グルメバトル最終戦! 「うちの割烹を助けてくれないか?」 剣士の叔父の頼みに応え、つきみ茶屋一行は奄美大島へ! 新規オープンしたリゾート施設に流れた客を取り戻すべく、 新たな名物料理を考える。

球場が数学テロ集団『黒い三角定規』にジャックされた! 黒い三角定規捜査班と浜村渚たちは、無理やり「リアル野球盤」をプレイする羽目に。

音楽系配信者の【赤城】は、自信のチャンネル登録者数がまったく伸びず悩んでいた。

甘くてスパイシーで苦くてしょっぱい、人生の味わいを詰めこんだ17の物語。

駆け出しの落語家・桂飯朝の小噺のネタ元は、京都のとある古本屋でみつけた幕末のころの日記。

人もうらやむ瀟洒な住宅街。その裏側は、忖度と同調圧力が渦巻いていた。

大物司会者の息子が元恋人を殺害したと出頭。

「私のいる場所が正義だなんて誰が言った」 5人の刑事の最低な1日の、最悪な選択。

ホームレスの女性が、公園で殺害されているのが発見された。 犯人も動機も不明。

神社の屋根にある千木、鰹木。

人口の三分の一が失われた地球で、感情を持たないがゆえ、 突如ヒーローに選ばれてしまった少年。

ある３月の週末、ＳＮＳ上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。

「或る、バイト体験者の話をインタビューしてきてください」 新作の執筆依頼でバイト体験者たちに取材をしていく一人の作家。

一本の綱を引き合い勝敗を決める「綱引き」。五輪の正式種目だった時代もある、歴としたスポーツ競技だ。

名探偵は、いつも遅れて現れる――!? ユーモアミステリの永久定番〈鯉ケ窪学園〉シリーズに新たなバディ登場！ 理事長の娘・朝比奈麗華は大のミステリ好き。

警視庁捜査一課殺人犯捜査第二係に所属する女性刑事・志々目(ししめ)春香と後輩の男性刑事・藤堂遥の〈ハルカ〉コンビ。

ちっぽけな探偵事務所を営む私立探偵・烏間壮吾。

死が、かけがえのない生を輝かせる。 啓栄大学演劇研究会卒業生の元に届いた脅迫状。

「その旧家の男子は皆、十二歳で命を落とす――」映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、プロデューサーの小隈好生から、モキュメンタリーホラーのプロットを託される。

復顔彫刻家イヴは少女カーラの行方を追っていた。

ぼくは久遠永遠、トモダチゲームのプレイヤー! 前回のゲームで勝てば、誘拐された友だちを全員救出できたのに、ぼくは負けてしまった。

〈これから、あいつを殺しにいってきます〉という思いつめた置手紙を残し、木下由美子は姿を消した。

ネットライターをしながら画家を目指す真結は、あるとき乗っていた電車がトンネル事故を起こし車内に閉じ込められてしまう。